お気に召すまま

ジャニオタの雑記(ジャニーズ関係ないこともある)

私はアイナナ世界のモブになった

2020年1月5日

私は確かに、アイナナ世界のモブになった。

 

 

おはれいわ。*1

アイナナ*2のマネージャーをしつつ*3嵐を推してるオタクです。

私はそこそこ長いこと嵐を推しつつ、アイナナも生まれたてほやほやの時からゆるーく推しているオタクライフを満喫しています。前置きはさておき、率直に訊きましょう。

アイナナをプレイしている方に訊きたいのですが、

アイナナ世界のモブになりたいと思ったことはないですか?

私はあります。何度もあります。

アイナナの世界のモブって、アイナナがまだインディーズの頃から推してたりするんですよ。台風の中の野外ライブ、客が数人しかいないライブ、同じ広い会場で今度は落選者が出るレベルのライブ、先輩の力で大型音楽番組に出て力が発揮できなくて、世間の評価が冷たくてやきもきして、先に人気の2人がデビューしちゃって、週刊誌に色々書かれて、本当に7人でデビューできるのか不安で、デビューできて、レコ大*4で新人賞獲って、紅白*5で新人アイドル部門で優勝して、デビュー前のやきもきが嘘みたいに今では人気アイドルになって、そんな彼らの力に少しでもなれてることが嬉しくて。みたいな。

アイナナのマネージャーって、ファンが知りえないアイドル側の事情やストーリーが知れるという特権はあるものの、ファンと全く同じ体験は出来ない。それにプレーヤーサイドとしても、アイドリッシュセブンというタイトルな以上、正直デビューは約束されているだろうという邪道極まりない見方もしてしまい、私自身もアイナナ世界のモブにはなれない。根っからのジャニオタの私はアイナナ世界のモブが素直に羨ましかった。私はやはり、そちら側の人間であるべきなのだ。

現実には嵐という知らない人はいないレベルのアイドルを推しているわけですが、私が嵐のファンになったのは2008年頃。所謂永遠の新規と呼ばれる世代で、デビューもとっくにしてるし、なんなら10周年迎えようとしてるし、この頃の嵐は人気も上がっていてグループとして数字的にはもうほぼ完成していて、そろそろ国民的アイドルのSMAPと肩を並べて語れるんじゃないのどうなのくらいの勢いがあった。第一部時点のアイナナちゃんとは置かれている環境があまりにも違いすぎた。どっちも推しててこの上なく楽しいけど、嵐への感情がアイナナ世界のモブとリンクするかと言ったらそうではなかった。状況的にはRe:vale*6を推しているのに近いけどりばれはりばれで嵐とちょっと状況が違うのでリンクしなかった。

そんな最中、2019年、私はなにわ男子と出会った。

関西ジャニーズJr.のなにわ男子は7人組のグループで、結成して当時まだ1年未満の赤ちゃんグループだった。年齢層もアイナナちゃんと近くて下が17から上は23だった。ジュニアなのでまだ当然デビューはしていない。デビュー目指して先輩のバックやバーター、単独でのお仕事などなど、それぞれを全力で頑張っている最中だ。

私がなにわちゃんに落ちて情報局*7に入ったくだりについては別記事で書いているから割愛するが、とにかく置かれている状況というか、諸々が第一部のアイナナちゃんをとてつもなく彷彿とさせるのだ。

入所してすぐにセンターでメインでマイク持てたようなスター性抜群な所謂推されから、三列目くらいで、なかなかカメラに抜かれることが少なかった隠れ実力派までをバランスよく取り入れたグループ。ちょっと抱え込みがちな努力型最年長藤原丈一郎、ずっと推されで圧倒的スター性を放つ我らがセンター西畑大吾、歌もダンスもピカイチなのにほんわかしてて、メンバー全員を俯瞰して優しく包み込むママリーダー大橋和也、自他とも認めるナルシストで、顔がめちゃくちゃいい愛すべきアホの子高橋恭平、小型犬みたいな愛らしい赤ちゃんフェイスなのにロックダンスが超得意な毒舌プロアイドル大西流星、みんなドラマで顔見たことあるだろ!ってくらいドラマに映画に引っ張りだこなマジレスバブちゃん道枝駿佑、こんな可愛い顔なのに低音ボイスでたまに出るドS台詞が個人的にたまらない黄金のマンネ長尾謙杜。高校生もいて深夜帯*8に出れなかったり、精神的に未成熟な部分があって年長組に叱られたりもしながら、彼らは着実に成長していて、2019年に私の目の前に彗星がごとく現れた。

推してて思ったし本人も言ってたけど、関西のジュニアは東京のジュニアに比べて全国ネットの地上波に出ることは少ない。関ジュ担の友人が大阪に住みたいと漏らしていたのも納得できるレベルで東京にいると関西ローカルの壁に阻まれるし、現場の数だって大阪の方が多い。だからこそ東京住みの私はなにわが全国ネットに映るときはめちゃめちゃソワソワしているし、アイナナの幼女モブがよろしくテレビの前で一喜一憂している。歌番組で先輩と一緒に出てる時は先輩Gに感謝しまくる。なにわを推して日が浅いドが7つ付くくらいの新規だけど、2019年だけでめちゃめちゃ色々あった。

三列目の逆襲、藤原大橋コンビがバーチャルアイドルの中の人として大抜擢(当時はまだなにわはミリしらだったけど相当荒れたのは見てた)

藤原大橋のコンビが主演の舞台「リューン」の再演。

8月のJr.全体の東京ドームコンサートで、自分たちの曲の前にライバルでもあるスノストのデビュー発表。なにわの全国ツアーの発表もあったのに会場の空気が完全にそっちに持っていかれる中なにわが歌った代表曲のダイヤモンドスマイル。最高に輝いてた。

24時間テレビの大阪のサポーターとして抜擢され、嵐に「なにわ男子」と呼ばれる世界線。全国でも一瞬映ったね。きょへ*9はドラマで相葉くんの若い頃の役やったね。ファンがみんなきょへを産んだね。大阪でのライブイベ、運営の予想以上にファンが来て中止になるくらいだった。

大阪のエキスポシティにある観覧車とのコラボイベがあり、同時に開催されるはずだった野外ライブが台風で中止。

j-island.net

私はジオウのファイナルステージの為にそもそも応募すらできてなかったけど、自担大橋のセンター曲が歌われるのがほぼ確定していてめちゃめちゃ楽しみだった。広い空の下、自担がセンターで輝ける日を楽しみにしてたらこの台風。ついでにジオウイベも払い戻し。落ち込んでいたらファンが#エアGOGOEXPOなるものを開催。そうだよね行きたかったもんと私も微力ながら参加したらなんと本人たちからのリターンが。

j-island.net

いや泣くわこんなん。

さらに

j-island.netこの家で撮った感。大倉くんが声をかけてくれたらしい。大倉くん家の方角だけ教えてくれ。足を向けないように寝たい。

なんかこういう、ファンとアイドルが一体になって昇りつめていく感じ、めちゃめちゃアイナナっぽいなと思った。

そんで、NHKのわが心の大阪メロディーにジャニーズWESTと一緒に出演。持ち歌ではなく万博のテーマ曲を歌ったんだけどキーも若干合ってなかったからかTwitterのサジェストに「なにわ男子 下手」なんて出てきてしまい「違うもん!もっと歌上手いもん!大橋のハイトーンボイスを聞けや人類!」となるというあれこれどっかで見た流れじゃん?という事態。

そして同じ関西ジャニーズJr.の仲間でライバルなAぇ!groupと一緒に深夜の冠番組開始。隔週レギュラーだしGYAO!限定動画で毎回コスプレするし無料だしヤバい。

さらに全国ツアーは落選者祭りすぎて追加公演が(主に大阪で)増えまくる事態に。それでも落選者祭り。落選祭りへいへいほーい。数千人規模の会場で2019年中に終わるはずが大阪城ホールで年明け3日も追加がきた。まあ外れましたが。最初のチケット応募の時に言いましたよ私。

「キャパ5000人*10!?箱ちっちゃ!!!当たるわけないやん!!」

…あれ?これどっかで聞いたセリフだな…?

そしてツアーの最初の日に発表されたのは

「1月に関西ジャニーズJr.だけで京セラコンサートやります!」

という発表。

いやいや待ってくれ。ジュニア全員でドーム埋めたばっかりやん。

関ジュだけで埋まるんかい!!!

※埋まりました。落選普通に出ました。

チケットを故意に余らせて売りさばいてる人は責任もって席を埋めろ

こんなんさあ、泣いてしまうやん。まあ、サークル参加する同人イベと日程ダダ被りで応募すらできなかったんですけどね!!(血涙)

なにわちゃんたちが、今までやってきたことは無駄じゃなかったと思うと私は泣いてしまった。ド新規なのに。

そしてそして紅白にスノスト率いる東京Jr.が出ると知った直後に

「なにわも関ジャニ∞のバックでピカチュウと踊ります!」というニュース。

なにわちゃん、紅白出ちゃった……(興奮)

後から軽く検索したら紅白のなにわを見てアイナナと衣装が似てると呟いてた方も結構いて、ああ、確実に認知度上がってるなって…あの、緑の22歳がリーダーなんです…

年始のウルトラマンDASHにも出たりして、ほんとに、着実に認知度は上がってて。

そして迎えた1月5日。私はislandTVでオーラス前半の生配信を見た。なにわ男子のコンサートを初めて見た。

開幕コールで私は泣いていた。全員、なにわの客だ。なにわ男子に会いたくて、なにわ男子を見に来ている。こんな幸せなことがあるだろうか。カメラに抜かれる他のJr.の後ろに映りこむなにわを探さなくてもいい。なにわのいない時間というのが存在しない。だってここは、なにわ男子のコンサートだから。

ジュニアの世界というのはとかく不安定で、先が見えない。メンバー編成が変わったり、全員辞めたりなんてことも珍しくない。デビューできる保証もない。デビューした後トップになれるかも分からない。努力が報われるとは限らない、何も保障されていない世界。それでも彼らは、輝く未来を信じて歌い、踊る。舞台裏の葛藤も、悩みも、苦しみも全部知らないような顔をして、私たちに笑顔と幸せをくれる。

そんなライブを見ていて、ああこれか、と思った。

これが、アイナナの世界で古参モブが感じていたことなんだと。

アイナナの世界のモブは、これがアイドリッシュセブンというゲームだなんて知らない。

アイナナの世界は、ファンの子も、本人も、誰一人デビューできるかも分かっていない。この先何があるかも、伏線も分からない。

そんな第一部のアイナナの状況と今は、かなり酷似している。

私は間違いなく、今、アイナナ世界のモブになれた。

 

とりあえずなにわちゃんは大橋が22のうちにマジでアイナナとコラボしてください。

 

*1:VJP海堂飛鳥の挨拶

*2:アイドリッシュセブンのこと。文脈によって同名ゲームか同名アイドルかが変わる。

*3:アイナナのプレーヤーはアイドルのアイナナちゃんのマネージャーとなる

*4:アイナナ世界ではJapan Idol Music Awardというイベント

*5:アイナナの世界ではBLACK or WHITEというイベント。通称ブラホワ

*6:リヴァーレ。通称りばれ。アイナナ界のトップアイドル。デビュー5年で国民的スターなのすごすぎる

*7:Jr.全体のファンクラブ

*8:特にカウコン

*9:高橋恭平

*10:パシ横のキャパ